真弓先生はこの著書の中でこうおっしゃっています
「土地と季節と年齢ということをいつも念頭に置いて、しかも、生きもの、腐るものの全体を食べていればそれだけで十分なはず」
「昔は栄養は”営養”と書いていました。かつては営み養うというものであったのが、いつの頃からか栄え養うものになってきてしまったのです」
全くその通りだと思います。
正しい生き方をしていた時代は、どこの家にも庭に畑があり、鶏を飼い、近くの魚屋、豆腐屋で食材を買い、手作りの料理を食卓を囲み、質素に食べていた。
もちろん、テレビもなく、その日あったことをみんなで楽しく話しながら囲炉裏を囲んで。
今となっては、不可能なのかもしれないが、出来る限り、自然に自然にを心がけて、季節を感じ、地のものを感じていれば、きっと子供たちもそれを肌で感じるはず。
それが、営み養うということなんだろうと!